修理・リメイク・買取
100年お使いいただいた家具には、100年分の思い出が詰まっています。
世代を超えて大切に使用していただいた軽井沢彫の家具を、
次の世代に残すためのお手伝いをいたします。
修理・リメイク
長年愛されてきた軽井沢彫の家具が、生まれ変わる
両親が使っていた軽井沢彫りをもう一度使いたい。ライフスタイルの変化に合わせて家具を作り替えるリメイクをしたい。そんな想いをカタチにします。
もともと外国人の別荘用家具として誕生した軽井沢彫家具。宣教師が帰国する際に持ち帰えれるようノックダウン方式(分解できる)で釘を使っていないため修理しやすい利点があります。
修理やリメイクには主に2つの項目があります。それは木地(構造)と塗装(外観)。この2つの項目をリペアすることによって次の世代まで長く使用できるようになります。
大坂屋家具店では現役の木地師、彫師、塗師の全員が修理できるよう100年以上代々の親方から受け継がれたノウハウを共有しています。大坂屋家具店以外の軽井沢彫の修理も可能で、年間で100点以上の修理実績もございます。
リペア事例のご紹介
ここでは、約60年前の軽井沢家具のリペア事例をご紹介します。
木地(構造)の修理
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- 接合部の補強
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家具において一番重要な箇所です。ガタツキを調整し、強度がない場合は補強します。
アリ組み、ほぞ組みなど昔からの接合の仕方で緩みがないかチェックします。接合部が家具の強度や耐久性を確保します。
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- 面取り
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傷みやすい角は鉋で面を削り取ります。削った部分は塗装で着色します。
面を取ることで傷が目立たなくなり見た目の印象も大きく変わります。
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- 引き出しの修理
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タンスの引き出しの前板(口板)を残して、それ以外を交換します。
彫刻の部品を残して他を直せるのは軽井沢彫家具の大きな特徴です。
塗装(外観)の修理
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- 洗 浄
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約60年以上前の軽井沢彫はロウ磨きで仕上げています。専用の道具で彫刻箇所にたまった埃や汚れをとっていきます。
ハート椅子の背もたれの部分。埃や汚れで白く固まっているが、洗浄すると彫刻の模様が浮かび上がってきます。
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- 着色とロウの擦り込み
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色は基本的には変えず、当時のままの色を再現します。色落ちいている箇所を補色し、色が無い場合は色を一から作ります。
オリジナルに配合したロウを塗って専用のブラシをかけ、布で磨いてロウをなじませます。
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- 磨 き
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ロウが浸透するまで何度もロウを塗って全体重をかけ磨きあげます。とても体力が必要な作業です。
ロウ磨きは磨けば磨くほどツヤがでます。ついつい磨きすぎてピカピカになることも。
買取・中古販売について
買取のご相談もお気軽にどうぞ
大坂屋家具店の修理部門「KMY」では、別荘の建て替えや、ライフスタイルの変化によって不要になった軽井沢彫の家具の買取も行っています。専門のスタッフがお見積りをさせて頂きますので、電話・メール・LINE@・店頭にてお気軽にご相談下さい。LINE@やメールで画像をお送り頂けましたら概算の査定をお伝えいたします。
また、大坂屋家具店の職人により丁寧に修理が行われた軽井沢彫中古家具の販売も行っております。Webサイト上や店頭でご紹介していない場合もございますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
軽井沢彫のすべての家具の修理およびリメイクを承っております。 当店の軽井沢彫だけでなく、他店様でご購入頂いた軽井沢彫の修理も可能な限り承りますので、まずはご相談くださいませ。 ※他店様でご購入いただいた家具の修理も可能ですが、色合いの再現などが難しい場合がありますのでご了承ください。
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