【修理】バタフライテーブル&ハートイス
今回は、グラつきや破損により使えなくなっていたバタフライテーブルと椅子の
修復事例をご紹介します。
【修復事例】バタフライテーブルとハートイスの再生
1. 悩みの種だった「グラつき」と「破損」
ご依頼いただいたのは、長年愛用されてきたバタフライテーブルとハートイスのテーブルセットです。
ハートイスは接合部が限界を迎えて破損し、テーブルもバラバラの状態でした。
「グラグラして怖くて座れない」とのことで、イスの脚には釘が打たれていました。


2. 修復のプロセス:丁寧な構造補強
ただ直すだけでなく、これからも長く安心して使い続けられるよう、
製作した時と同じ、軽井沢彫りの伝統的な仕口(継ぎ手)の送り蟻で補強を行いました。
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接合部の再構築: 経年で弱っていた接合部には、新しい送り蟻を製作し、構造的に強固にするためには反り止めを追加、接合部を補強しました。
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天板の剥ぎ直し: 剥ぎが切れて分離してしまっていた天板は、一旦剥ぎを切り、木端(こば)を削り直し、再び平らな一枚板として接着し直しました。
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仕上げ: 彫刻が施された美しい装飾部分はそのままに、削った部分は彫り直し、全体のバランスを整え、再び心地よく使える状態へとオイル仕上げで磨き上げました。



3. お客様からの心温まる声
修復が無事に完了し、家具をお返しした際にお客様より大変嬉しいお言葉をいただきました。
「グラグラしていて怖かった椅子も直り、バラバラだったテーブルも直って、とても満足です。愛猫たちも、椅子でくつろいだりしています。」
ご家族だけでなく、愛猫ちゃんたちにも気に入っていただけたとのこと、
職人としてこれほど嬉しいことはありません。
再び日常の風景に家具が溶け込み、この修復が単に「直った」以上の価値を
持っていることを物語っています。

担当者より
家具は形あるものですが、その中には家族の歴史や思い出が詰まっています。
今回のように、「安心して使えるようになった」という言葉が、
私たちが家具修復を行う上での最大の喜びです。
これからもこのテーブルと椅子が、お客様のご家族、
そして愛猫ちゃんたちの憩いの場として、末永く愛されることを願っています。
【サイズ】バタフライテーブル 幅1650×奥行1090×高さ750㎜
ハートイス 幅350×奥行420×高さ940㎜
【材料】トチ
【彫刻】桜
【色】茶色
【仕上げ】オイル仕上げ 再塗装
【問い合わせ番号】251224
