軽井沢彫 家具の
材料(木材)について2
| @シナの木 |
| 我々は一般的に“木偏”に“品”と書きますが、全く当て字だそうです。 案の定、日本語入力システム(ワープロ)を使っても出てきません。 『軽井沢彫りには昔からトチやシナの木が多く使われてきました。』 英名【Japanese Linden】 アメリカでは【Basswood】がこれです。 シナの木科の落葉樹、大きい物で20m〜25m、太さ1m位になると いう事ですが、今では太さ45pもあれば良い方かと思います。 合板メーカーが大量に買い付けてしまっているでしょうか? なかなか良い物にお目にかからなくなりました。 日本中どこでも良く見られる木のようですが、まとまって出るのは北海道くらいです。近年北海道でも少なくなりました。 皆さんはシナの合板(ベニヤ板)で見ることができます。 柔らかくて白い色をしてるのがそれです。 また北海道で、クマの木彫りが盛んに行われていた時に使われた材料 です。皆さんのご家庭にもあるのではないでしょうか? 心材と辺材の区別はやや不明瞭です。辺材は淡黄白色、心材は淡黄褐色 です。 資料によれば『含水率変化に伴う収縮率の値も小さく』と言っている場合もありますが、私の感じでは大きい方だと思います。 柔らかくて彫刻に向いてますが家具材としては、柔らかいのが災いして 傷になりやすい事や塗料のノリが悪い、特に“オスモ”などは何回塗っても染みこんでしまいます。“ウレタン”なども堅木に比べれば仕上がり具合はイマイチです。 柔らかいので『桜の花びらをたくさん彫刻してもらいたい』と言う方にはお薦めです。 テーブルや椅子のように力の掛かる物や耐久性の面からすると柔らか過ぎますが、整理ダンスや洋服ダンスでしたら問題ないでしょう。 少し長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。 これからも少しずつ“丸太”のこと“山”のこと“材料”のことなどを お話していきたいと思います。 |