他の軽井沢彫工房で、60年ほど前に製造されたと思われる品物の修理のご依頼をいただきました。写真の半円テーブルは、四角いテーブルの両サイドに置いたり、また同じ半円のものを2つ付けて丸テーブルにもできるセットの品物です。(写真1) 一旦ばらばらにします。長い年月のうちに木が痩せてくるので、木組みが緩くなっている箇所などを点検し、補強していきます。(写真2,3)
今回の修理は「使い込んだ風合いを残したい」というご依頼のため、汚れを取るだけで過剰な着色などはせず、ご購入当時と同じ「蝋磨き」で仕上げていきます。(写真4,5)どのような修理品がきても対応できるよう、ベテランから若手に修理のノウハウを伝えています。塗装の仕上げが終わったら、元のように組み直していきます。(写真6,7)ガタつきを直して完了です。(写真8)
100年お使いいただいた家具には100年分の思い出が沢山詰まっています。代々受け継がれた大切な家具を、軽井沢彫りの名人 川崎巖(信州の名工)他ベテラン職人の手で、次の100年に受け継げる修理をさせていただきます。