
| 風景のなかの町並み | 中庭は風と光のみち |
| この前の通りはずいぶんと風景が変わってきました。昔ながらの街道の面影を残す建物の姿はわずかになってきました。かつては並木があり平入の店が軒を連ねていて、軽井沢の街道の風情があった。お店の顔は、変わりなく人を迎えたい。「軽井沢らしい街並ってなんだろう」と考え、土地に伝わる伝統の工法とデザインを取り入れました。そして、お店の前にはゆとりをとって軽井沢の植物を植えてあります。 | ここの敷地は間口が狭くて奥に細長い形をしています。お店や住まいの中に十分な自然の風や光が入ってくるように、中庭を作っています。軽井沢では、夏にはとっても良い風が吹いて気持ちがいい。庭にはたまに鳥が来る。中庭は自然の通り道です。今、この中庭に店主は気長に苔を育てています。 |
| 雨水を貯えて利用 | 冬は太陽熱で床から暖房 OMソーラー |
| この建物の下には、構造上大きなピットが必要でした。庭の下にあるピットを使って、雨水を貯えています。 軽井沢は夏にはとってもたくさんの人が訪れてたくさん水を使います。水道の水圧がどーんと下がります。 太陽と同じように屋根にはみんな同じように雨が降って、それも豊かな恵みです。気象のデーターを集めて、雨量を予測しどれだけの雨を雨水槽に入れるか検討しました。3ヶ所の便所と庭の水やりなどにつかっています。 |
太陽熱によって、屋根下の空気を暖めます。だから屋根は熱を伝えやすい鉄板で出来ていて、ガラスが屋根にのせてあります。こうして暖めた空気を床下に送って床暖房し、床にあけたスリットを通じて室内に入ってきます。太陽からもらったエネルギーが、あったか空気になってお店や部屋の中を巡っています。外の空気をいつも取り入れながら暖房しているので常に換気されています。 |
| 夏はお湯を作り、夜には冷めた外気を 取り入れ涼冷効果 |
材料のこと |
| 夏の間は太陽熱でお湯を作っています。暖められた集熱空気を貯湯槽と結んだコイルを通して熱交換することでお湯にしています。夜には外気より少し冷えた空気を取り入れます。 | 「これは何でできてているの?」家の中や外をそんな風にみたことがありますか。何気なく使っているもので知らないことがとっても多い。 ここでは、土や木、漆などの自然素材をつかっています。これらの材料は調温作用や材料自身のやさしさなど、からだに感じる快適さを持っています。その上、役割を終えたときには再利用されたり、土に還ることのできる素材です。また、室内環境汚染を引き起こす材料を使わないよう、地下の合板はノンホルマリンタイプにしています。 |