塗装を施す

彫刻が施された後、最後の仕上げの作業に入ります。家具や小物の仕上がりを大きく左右する工程で、繊細な気遣いと埃一つ許さない丁寧な仕上げの作業が必要とされます。木材の個性を見極め、均一な仕上がりになるよう細心の注意を払うきめ細かい気配りが大切です。大坂屋家具店の製品の品質を決める重要な工程です。今回ご紹介する『ウレタン塗装』の他『オイル仕上げ』、修理の際は昔ながらの『ロウ磨き』も行う為、幅広い知識が必要とされます。

1.素地を調整します

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素地の調整はその後の工程・製品の仕上がりを大きく左右するので丁寧におこないます。何度も何度も種類の違うペーパーで磨き上げる事によって次の工程に進むための下地を作ります。

2.着色・乾燥

一つ一つの製品に大坂屋家具店オリジナルの色をつけていきます。色に変化を付ける事も可能で日々研究・工夫を重ねています。その後、着色によって水分を含んだ木地を再びよく乾燥させます。

3.下地作り・研磨

下地作り・研磨

木地の表面の小さな凹凸等を埋め、再び研磨を重ね表面がピカピカと鏡のようになるまで丁寧に作業を重ねます。こうして、最後の仕上げが綺麗にのるための下地が完成します。

4.仕上げ

最後に仕上げの作業を行います。これまでに積み重ねてきた作業と相まって、より深みのある大坂屋家具店オリジナルの色・艶を表現する事が出来ます。

ウレタン塗装

大坂屋家具店で多く採用している『ウレタン塗装』は木材の表面に塗膜を作るため、油・水等の汚れから木を守り清潔な状態を維持する事が出来ますお手入れがしやすく、気軽に日常使いして頂けます。普段のお手入れは乾いた布、又は固く絞った布で汚れや埃を拭き取って頂けます。

担当者からひとこと

跡部弘二(塗装責任者)

長野県出身、1971年生まれ。長野県軽井沢高等学校を卒業し、美容師としてモッズヘアー南青山店、サロン・ド・ケンゾー原宿店に勤務。その後、レストラン、バー、ホテル等で働きつつ音楽活動・ビスクドールの製作を開始。2008年に軽井沢に戻り、『大好きなものづくりがやりたい』と思い立ち2010年3月大坂屋家具店に入社。

塗装は各工程を経た最終作業です。特に塗装の最初の作業でもある素地調整・素地研磨はその後の色むらを左右するため、とにかく気を遣います。そして、塗装部門としては常に『美観』と『保護』について考えるようにしています。

最近ではカラーバリエーションを増やしたいと考え、色の開発を積極的に行うと同時に新しい塗料のテスト等もしています。

大坂屋家具店の商品の中に彩色を施したものがありますが、これは他所ではあまり取り組んでいない技法です。この『彩色』についてもバリエーションを増やしたいと思い、最近では『夜桜』をイメージした彩色の開発にも挑戦しました。今後もお客様の更なるご要望に応えられるよう、新しいものや、おもしろい事に積極的に挑戦していきたいと思います。

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